APGN大会の最終決議の時、日本チームから台湾第4原発について提案をしました。
その時の記録です。
決議案の提案とディスカッションの様子
APGNとは、アジア・太平洋各国の緑の党や準団体が一同に会する大会です。
2010年4月、台湾にて大会が行われ、グリーンな話し合いが行われました。
APGNのダイジェスト映像はこちら→youtube
最終決議とは、APGN大会の総括として、今後世界に提言をする決議案を決定する場です。
10数件の決議案が決まりました。決議決定には割とスムーズに進むのですが、日本提案の時に最も時間を掛けての話し合いが行われました。
日本提案、 アジア・太平洋地域から、核の採掘・運転・廃棄の全てをアジアから無くすこと、特に台湾第4原発は直ぐに廃止をするべき。という内容です。 この提案に会場の他国からこの提案には私達も共同提案国になりたいとの申し出が相次ぎました。
私はこのとき、とても感動しました。 この瞬間の映像をここにお伝えします。
テキスト訳
内容は英語で行われています。誰かテキストスクリプトを作ってくれないでしょうか。私は英語がわかりません。会場では同時通訳がありましたが、この映像では日本語がなくわかりません。
スクリプトを起こしてもらえれば、私が映像に字幕を入れます。
日本提案の内容
日本から提案、そして決議となった文章については、後半をご覧下さい。
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日本提案の内容
最初の「13」というのは、13番目のAPGNでの13番目の提案・討議内容の番号です。
提案は日本を始め数カ国の共同提案としました。
決議文 (英文)
13. Nuclear Power in the Asia Pacific region
(proposed by Greens Japan, Ecolo Japan, Green Party Taiwan, Partido Kalikasan, Korea Greens, Mongolian National Green Movement)
Keisuke Miyazawa (Greens Japan)
The APGN recommends that its members promote the sharing of information concerning the nuclear power of each country and strengthen the network with a view to stopping all existing and proposed nuclear power plants, uranium mining and disposal in the Asia Pacific Region, including: Japan, South Korea, North Korea, Taiwan, China, Vietnam, Indonesia, Malaysia, Mongolia, Australia, Philippines, India, Pakistan.
We oppose nuclear plants in the region because for most countries in the region, our geology is too unstable for nuclear plants with significant risk of earthquakes. The problem of spent nuclear fuel disposal has not been resolved in any Asia Pacific countries,. And finally, for the entire world nuclear energy development increases the risk of proliferation of nuclear weapons.
To show of our resolve, the APGN to calls on the government of Taiwan to recognize that there are no safe conditions for nuclear construction in Taiwan and to abort plans for the proposed 4th nuclear power plant of Taiwan.
The expansion of nuclear power plants in the region MUST STOP NOW
決議文(日本語訳)
13. アジア太平洋地域における核エネルギーに関する決議
(みどりの未来(日本)、エコロジャパン、台湾緑党、カリカサン党(フィリピン)、韓国グリーンズ、モンゴル国民グリーン運動の共同提案)
アジア太平洋グリーンズネットワーク(以下APGN)は各メンバーに対し、日本、韓国、北朝鮮、台湾、中国、ベトナム、インドネシア、マレーシア、モンゴル、オーストラリア、フィリピン、インド、パキスタンを含むアジア太平洋地域における既存のおよび計画中の原子力発電施設、ウラン採掘および核廃棄の停止のため、各国の核エネルギーに関する情報共有を促進するとともに、ネットワークを強化することを推奨する。
この地域におけるほとんどの国において、その地質は重大な地震の危険にさらされ、地質学的に考えて、原発の立地にはあまりにも不安定であることから、私たちは当該地域における核施設に反対する。アジア太平洋諸国におけるいかなる国においても、核燃料廃棄物に関する問題は解決されていない。さらに、世界全体においても、核エネルギー開発は核兵器拡散のリスクを増大させる。
私たちの決意を示すため、APGNは台湾政府に対し、台湾における核施設建設に安全な状況はないことを認識し、進行中の台湾第四原発計画の廃棄を求める。
当該地域の原子力発電施設の拡大は今すぐ停止させなければならない。
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